きなこという猫のこと
はじめまして。
愛猫きなこが猫エイズを発症して約一週間。
あまりに突然の出来事で、毎日泣いて泣いて過ごしています。
自分の気持ちの整理のためにも、そして猫エイズとの闘病記録として、ブログ記事を残しておこうと思いました。
発症してからの記録はメモで取っているので、
いつかは遡って記述しても良いのかなと思いますが、
というか絵を描く人間なので、漫画とかに起こそうかなとも思っているのですが、
とりあえずは、その日その日の出来事を記載していきます。
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きなこという猫のこと
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2018年2月28日、野良猫として出会ったところを保護。
とても人馴れしており、目やには出ているものの、手足も綺麗で痩せてもいなかったので、「脱走猫だ、飼い主を探してあげなきゃ」と思い保護しました。
飼い主も見つからぬままエイズ陽性が発覚し、先住猫の居る我が家はこの子を飼うか、飼わないかを迫られました。
リリースするという選択肢はあり得ませんでしたし、知らない方に譲渡というのも、やったことがないので私としては「無し」でした。
先住猫へのワクチン投与……隔離……知人への里親募集……。いろいろな事を考え、悩みましたが、飼う決意を固められたのは、この一言でした。
「エイズ猫はこの世に縁がなかったのです。元の場所に帰してきてください」
これは自分に向けて言われた言葉ではありません。ネットで猫エイズの情報をかき集めている中で、偶然見かけた言葉です。
「この世に縁がない?そんな事あっていいはずがない!絶対に幸せにしてやる!!」
これが私の、きなこを飼い、めいっぱい可愛がる原動力でした。
きなこは本当に人間が大好きで、人を見るや否やぱっと立ち上がり、顔面へのスリスリをおねだりします。
トイレ行っててもスリスリ。料理しててもスリスリ、寝ててもスリスリ。
拾って数日でこれをされた時は、なんだかまるで「捨てないで」と言われているような、そんな気持ちになったのを覚えています。
そんなこんなで一人暮らしを始めたり、また実家に舞い戻ったりしながら、かなり濃厚な2年と10ヶ月を過ごしました。
きなこという猫は、そんな、明るくヤンチャでとってもカワイイ、私の人生を変えた自慢の猫なんです。