闘病９日目
「明らかに様子がおかしいな」と気づいた日を1日目とし、今日で闘病9日目です。
飼い主は未だに、泣かない日はありません(；´∀｀)
「死」は…そりゃあ到底受け入れがたいのですが、「受け入れねば」という気持ちには、徐々になってきました。苦しみを長引かせるだけの延命だったら、望みません。
ただ、いかに苦痛なく、穏やかに過ごさせてあげるか。そこがとても悩ましく、正解がわからず、昨日できてたことが今日できなくなっていくこの子を見るのが辛くて、涙が出てしまいます。
きなこの症状は、猫エイズ発症による「貧血」です。
エイズでよく見られる口内炎、またはがんなどの疾患は今の所見られません。
赤血球を作り出す骨髄をウィルスによって攻撃され、体内の赤血球が足りなくなり、体中に満足に酸素がいかなくなっている、ということらしいです。
ゆえに舌も歯茎も肉球も、他の子と比べてかなり白いです。
赤血球はどんどん代謝されていくので、徐々に足りなくなっていっている状態です。
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今朝は私のせいでしんどい思いをさせてしまいました。
自分が洗濯物を出したり、きなこの食事を用意しに部屋を離れた際、扉を閉め忘れてしまいました。
きなは、私の部屋にトイレがあるにも関わらず、居間のトイレに用を足しに出てきてしまいました。
ハラハラしながら見守っていると、やがて部屋へと帰って行きましたが、その場でぺしゃりとへたり込み、苦しく息を荒げました。
極度の酸欠状態になるとお尻の筋肉が緩むのか、おならが出ます。先日はうんちが出てきたこともありました。
私の不注意で苦しい思いをさせてしまって、きなに申し訳ないです…。
（↓記事続きます）
この日は通院日だったので、お気に入りのハウスに入れて連れていきました。もう顔をのぞかせたり、抵抗するパワーも無いのが悲しいです。
（ちなみにきなこはキャリーが大嫌いなので、健康だった時はリードをつけて抱っこで通院していました。カワイイんですこれが！）
体重4.8台、体温も下がっているらしいです。
輸液をしてもらい、帰ろうとすると、ハウス内で息を荒げ、粗相をしてしまいました。
先生とも色々とお話をしました。
漢方やサプリは、発症前の健康なうちに免疫を高めるなら有りだけれども、発症してしまった後については、嫌がるようならあげない方が良いということ、
酸素吸入（たとえば人間の登山用のもの等）はどうかと聞くと、苦しいときはやってあげても良いということ。
私はとにかく、延命というよりかは「この苦しみを和らげてあげたい」との思いが強く、サプリなどで少しでも軽減できないかと思っているのですが、
それが安楽死を望んでいるように先生には見えてしまったかもしれません(^_^;)＜それはまだ望んでないっす！
先生いわく「この子は全然苦しんでませんよ」とのことでした。
確かに、もっと酷い病状と戦っている子も世の中には居るでしょうから、きなこは比較的穏やかに過ごせているのだと思います。「この程度でベソベソ泣くな」って意味かもしれません。
ただ、頭ではそうわかっていても、じわじわと弱っていくペットを見るのは私にとってはこれが初めてなので、そうですよねーで片付けられないんですよね…。
ここに空気があるのに、肺そのものにも問題ないのに、吸っても吸っても息苦しい状態なんて、本当に気の毒で。
私の血をあげられれば。ってずーっと思ってます。
輸血は一時しのぎだと言われましたが、極端な話、一時しのぎを永遠と続けていれば、他に悪いところのないきなこはもっと生き永らえられるのでは、なんて妄想もしました。
でも。
そうして生き永らえた先が、エイズによる口内炎、日和見感染、がん等であるとするならば、
それはきなこのQOLにとって「良くない」ことだと思いますから、ぐっとこらえています。だって現実的じゃないですよね…。
そういう意味で、最初に輸血を…と望んだ私に「しない方がいい」と促した先生の判断は、今思えば良かったのかなと思います。
病院によっては輸血の判断をする先生も勿論いらっしゃると思います。そうすることで幸せな時間を取り戻せる子たちも居ると思います。ただ、きなこという猫の場合は、こういう判断で良かったんだと思うことにしています。
うちの猫ちゃんに、「ドナーになってくれる？」なんて言ったりしましたけどね(^_^;)一時しのぎのために、他の子にむやみに傷をつくるのも可哀想ですよね…。
ああ…でも、もう一度、大好きだったカリカリを食べさせてあげたいな…。
夜、トイレに行くのにもたついてしまって、また酸欠状態になっていました。。
その後はもう立てなくなってしまったのか、その場で粗相するようになってしまいました。
ええと、寝たきりになっちゃったら、床ずれ対処してあげないといけないのかな…とか、そういうことを考える段階になってしまいました。
調べて、対処してあげようと思います。
