闘病11日目
今日また奇跡が起きました!
きなこが、私のベッドに登り、添い寝してきました!
おもらし付きで…!笑
(↓記事続きます)
ベッドに「とんっ」と何かが飛び乗る感覚があり、一瞬寝ぼけて(はなちゃん(他の猫)かな?)なんて思いました。しかしよく考えたらここは密室。きなこしか居るはずがない。
ハッと目を開けると、太もものところにきなこが居ます。思わずきな!と呼びました。
私が起きたことに気づき、ぱっと私の顔の方に駆け寄り、かつて一緒に寝ていた頃のように、腕の中でくつろいでくれました。
も~~~堤防決壊ですよね!(ウェッウェッとむせび泣いてたらこれまた母親が何事かと言って飛んできました。笑)
きなこは歩くことすらやっとなのに、息を切らせながら、おしりが濡れちゃうのも構わず、わざわざベッドの上まで、私を探しに来てくれたんです。
なんともいじらしくて、愛らしくて。言葉だけじゃ言い表せません…。
私がやかましかったせいか、数秒で下に降りてしまいましたがw
もしまたきなが私を探しに来てもしんどい思いをしないよう、今日からは床で寝ます!
***
幸い在宅ワークなので、一応つきっきりで様子を見ることができます。
贅沢だなぁと思う反面、部屋の扉を締め切ってきなこと二人きりの空間になると、やっぱりどうしても悲しくなってしまって涙が溢れて来てしまいます。
現実では汚い嗚咽上げながら鼻水すすってるのに、PCで打ってる文面はいつもどーり明るい文面。このギャップを保たなきゃいかんのがきっつくて(´Д`;)
エイズにゃんこを飼ってる方や、闘病中のペットを介護している方の中でも、「これは自分のせいなんじゃないか」という自責の念にかられる方は多いと思います。
私はそれに、今一番悩まされています。
きなこがうちに来て、3年にもなっていません。
こんなに短期間で発症してしまって、やっぱり私の飼い方が悪かったんじゃないか。
ああしてあげれば、こうしてあげれば…。今更後悔しても仕方のないことばかりが、頭の中でぐるぐるしています。
そうして今日もベソベソしていたのですが、母の一言でかなり救われました。
「精一杯可愛がってきたでしょ。やれることやってあげたでしょ。ここまでしてもらって、きなはすごく幸せな猫だと思うよ」
そう、やれるだけの事はやりました。
きなこは拾った時点で成猫・エイズ陽性だったので、保護せずにあのまま放置していたら、きっととっくに亡くなっていたと思います。
私はできる限りきなこのやりたいことをさせてあげたし、多頭飼いの事だって最初は心配でしたが、フレンドリーなきなこは徐々に他の子と一緒にお昼寝するくらい仲良くなっていました。そして何より、大好きな人間に囲まれて暮らして、とても幸せそうでした。
今朝、とてもしんどいハズなのに、わざわざベッドまで登ってきてくれた。
あのきなこの行動が、
「キミ、うちにきて幸せだった?」
その問いかけへの答えだったような気がして、はーーーーーっとため息が漏れるとともにこれまた涙が溢れ出てきます。
「もしああしていたら」を考えても仕方ないことだって。
割り切るにはどうにも、まだ、もうひとつ踏ん切りがつきませんが、
きなこは私のことを大好きでいてくれている、
きっと「家族にしてくれてありがとう」って思ってくれている、
そう信じることで、少しずつ、気持ちを前向きにしていこうと思いました。
いやだってきなこまだココに居るしね!
おもらしも何度かしましたが、頑張ればまだまだ自力でトイレにもいけます。ガッツのある偉い子です。
ひょうきんで、明るくて、人間大好きな、そんなきなちゃんが大好きです。